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Platform

本事業では研究開発を円滑に進めるため、研究リソースを集約した開発プラットフォームの整備を進めています。

バイオバンク

京都大学で樹立した患者由来がん幹細胞スフェロイドを液体窒素タンクで凍結保存しています。保存された細胞株は京ダイアグノスティクス株式会社がバーコードで一元管理し、本事業の研究開発に利用しています。

データベース

これまでに解析した患者由来がん幹細胞スフェロイドの遺伝子変異情報および遺伝子発現情報を保管しています。現在匿名化された患者情報との紐付けを進めており、論文発表後に公開する予定です。

培養コア

京ダイアグノスティクス株式会社のサポートにより、本事業でのスフェロイド樹立を集約して行います。また、株式会社ニッピと三井化学株式会社のサポートにより培養液や培養器材の改良を行います。

公開プロトコール

解析コア

株式会社SCREENホールディングスと株式会社AFIテクノロジーのサポートにより、本事業でのスフェロイドの解析を集約して行います。また、株式会社SCREENホールディングスと京ダイアグノスティクス株式会社のサポートにより免疫染色などの病理解析を行います。

臨床研究コア

多施設横断的な臨床研究の手続きを集約して行います。現在京都大学では、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づき、以下の臨床研究が承認されています。

R3826-1 消化管癌患者の血液循環腫瘍細胞を用いたスフェロイド培養モデルの樹立に関する研究

R3894-1 大腸癌患者由来スフェロイド培養法を用いたin vitroイリノテカン感受性試験の臨床治療効果予測能に関する観察研究

R0915-9 消化管癌患者由来腫瘍を用いた移植片マウスモデル及びスフェロイド培養モデルの樹立に関する研究

R0857-5 消化管癌患者由来腫瘍から樹立された移植片マウスモデル及びスフェ口イド培養モデルを用いた薬剤感受性スクリーニングに関する研究